2024年3月29日金曜日

さんぽニスト、ロッカー構造を試すの巻。

さんぽ用に新しいシューズ、「NIKE MOTIVA」を投入しました!
といっても買ったのはずいぶん前なので、「おろした」というほうが正確かもしれません。

インスタにも写真載せてます→コチラ

主にロングさんぽで使っている「NIKE Zoom Rival Fly2」がだいぶくたびれてきたということもあるのですが(リアルに穴が開いたりしないかぎり、使うのを止めるタイミングがわからない)、これまでのようにランニングシューズではなく、ウォーキングシューズを試してみよう、ということが一番大きな理由です。

だって僕、走らないもん(笑)。

ランニングとウォーキング、何が違うんだってことなんですが、メーカーのHPの文言をお借りしますと、
“ユニークなパターンを施したアウトソールと大胆なロッカー構造を組み合わせ、抜群に滑らかでクッション性に優れた快適な履き心地を実現”
だそうで。

ロッカー構造って、スキー板なんかでも言うけども、いわゆる船底型かな。
ソールがフラットではなく、つま先とかかとの部分が宙に浮いてるような形の弧を描いているんすわ。
一見に如かず。公式サイトのスクショ載せますね。なんとわかりやすい(笑)。


昨今このロッカーのウォーキングシューズって各社から出てるけど、僕の知ってる限りではNIKEでは初だし、「ウォーキングシューズ」と銘打たれたのもこのモティバが初めてだと思います。違ってたらごめんね。

履いてみると、まずは「かかとがない」アンバランスさに驚きます。まるで一本歯下駄を履いてるような不安定さ(言い過ぎ)。
そして足を踏み出すと、中央部の底の厚さにまた驚く。でもその厚さがクッションという面ですごくいい感じで、ふんわりらくちんな感じなのです。軽く2時間ほど歩きましたが、疲れは感じなかったっすね。

立ってると不安定さを感じるけど、いざ歩き始めるとこれがなんともスムーズに進んでいく。転がっていくような、そんな見た目のイメージどおりって言っていいんじゃないかな。
かと言って反発が強すぎるわけではなくて、ごくごく自然に歩くリズムが上がっていく感じ。
この反発が強くないところがランニングシューズとの差かな?

こりゃおもしろい。

僕、振り出した足のかかとをわりとしっかりドンと着くタイプの歩き方をしている自覚はあるんだけど、いざかかとを着こうとするとそのまま前に運んでくれるような・・・言い方難しいんだけど。

しかも僕の足型にドンピシャ。こりゃいいぞ。

これ履いて、長い距離を歩いてみたい。そろそろ季節もよくなりますし。


2024年3月28日木曜日

翳りゆくひと。[021]


[021]

デスクに置いたスマホが震えている。わたしは特に何も考えることなく通話ボタンをタップした。

「もしもし」
『お父様の件ですが』

第一報が入ったのは2023年7月12日昼過ぎのことだった。電話の主はいぬかいのヨコミツさん。

『きのうデイサービスから帰るときに急に足の動きが悪くなって倒れてしまって、帰ることができなくなったので、私どもの施設に宿泊していただきました』
『今日はうちの系列病院の脳外科で検査を受けていただいています』

脳外というだけでいろいろ想像はできるが、デイサービス中で助かったと思う。そしてやはり隣に病院があったのは幸いだったか、とも思う。

医療保険証がないので一時的に10割負担になるというヨコミツさんに、わたしは「家の電話台の後ろに白いファイルケースが置いてあります。その中に保険証が入ってます」と伝えた。いぬかいの方々はときどき室内に入っているはずだったから、場所はわかるだろう。
いずれにしても、置き場所をきちんと決めておいてよかった。

ヨコミツさんの口調が穏やかだったので、わたしも冷静に「よろしくお願いします」と言うことができた。

夕方になって、今度はケアマネのサダカタさんから連絡が入る。
マサさんは、自宅マンション近くのよしおか病院に入院することになったとのこと。よしおか病院はマサさんのかかりつけであるとともに、個人病院でありながら地域の中心的な存在の大きい病院だ。それはありがたい。
サダカタさんからは、まずはよしおか病院の「地域連携室」という部署の担当看護師のヤマモトさんに電話してほしいと指示を受けた。

『入院の事務手続きと、それから担当医師からの説明がありますので、病院まで来ていただくことはできますか』
「わかりました。早急に調整をいたします」

ヤマモトさんの口調にも慌ただしさは感じない。

一方でわたしも電話の向こうからの指示をただ受け身になって聞いてるだけのような感じだったけど、それでもひとつひとつきちんとこなそう、そんな意識だった。慌てずに。

さて、超多忙なサラリーマンというわけではないが、それでもこの時間帯からの休暇取得はなかなか難しい。結局、休暇は翌日の午後からの取得として、昼すぎの便で向かうことにした。

その夜、あっちゃんに電話を入れた。

「明日、入院の手続きがあるから、午後にはそっち行くから」
『わかったわ』
「マサさんの様子、見てきた?」
『普通だと思うわよ』

明けて出発当日、7月13日。

予約便の関係で病院到着が16時半を過ぎてしまうことをよしおか病院のヤマモトさんに連絡した。『医師の予定もあるので、明日14日の午前10時に来院してください』ということになった。
ということはつまり緊急事態ではないのだな、という理解をした。
気は急いているものの逆に少し落ち着いた心持ちで、わたしは保安検査場を抜けた。

一応あっちゃんには、病院に行くならわたしの到着を待たずに行ってねと伝えた。

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2024年3月27日水曜日

オルタネート。

ここまで来るともう「タレントが小説書いた」みたいな感じじゃなくて「ときどきアイドルもやってる作家さん」(ファンのみなさんごめんなさいね)というレベルよね、だからちゃんと読まないとね、ということで手に取りました。
加藤シゲアキ「オルタネート」

「オルタネート」っていうのは作中に登場するSNSの名称だけど、このネーミングの持つ意味こそが物語の核にちゃんとつながっていくというのは、すんごいセンスだとまずもって唸らされた。
  1. 交互に起こる
  2. 交流する
  3. 代理人

もちろんそれだけでなく、ちょっとした言葉のチョイスも「おおっ」って感じで(←説明できないんで許して)。
常に見られているという立場の筆者だからこその感覚なんだろうか、そんなことも思う


物語はオルタネートを取り巻く高校生たちの群像劇。登場人物も多いけど、細かく分割された章立てのおかげで混乱することもなく読み進められた。
いやむしろ、高校生という移ろいやすい季節の中で、新生活に飛び込んだ1年生と将来をも考えなければならない最上級生のように学年ごとに時間の流れは違うという部分の表現が、より物語に厚みを出してくれているような気さえする。

その中でいち読者としては、オルタネートをやらない/やれない登場人物のほうに、何か惹かれるものがありましたね。ただ、その彼らも「やってないがゆえに翻弄」される部分もあって、現代社会の縮図と言うか。

「青春」ってさ、続いていくべきものだから、わかりやすい結末やエンディングがあるわけではない。でも、物語として、オルタネートによってもたらされた仮想的であるはずの人と人とのコネクト――関係性が、実は狭かったリアルというクライマックスに収束していく流れは素晴らしいとしか言いようがない。

そしてそれを象徴するような「祝祭」の章は、むしろ美しかった。

・・・読み続けたい作家がまたひとり。


2024年3月26日火曜日

ワイルド・スピーーーーーーーーーード!!

今回今さらながらに見てみた映画は「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」です。
シリーズ10作目(なので原題は「Fast X」)で、前作「ジェットブレイク」から連なる最終3部作の2作目です(最終2部作の前編ってほうが正確かしら)。

メインは「MEGAMAX」ありきのストーリー、それから「ICE BREAK」からの流れも濃いかな。


相変わらずの荒唐無稽のハチャメチャなんだけど、今作はちょっと意外というか、ぶいいいいーん!ききききー!どどどどどーん!の部分への原点回帰ってのかな、すごくワイスピらしいって思ったね。
どこが?と聞かれると困るけど(^^;

もちろんラストに向かっていく中で、当然この1本だけで収まるような話ではないわけだけど、それでもちゃんとエキサイトさせてくれたと思う。

次作は必ず劇場に行く!

もう公開からずいぶん経ってるからネタバレ書いちゃうけど、これまでも超法規的措置(超映画的措置か)を使ってきた本シリーズですが、今回はジゼル!
これには驚いたわ~。ブライアン登場シーンもしっかり描かれて、さらにはエレナも(写真だけど)。

「ファミリーの物語」であるワイスピらしく、オールキャスト総集合って感じで楽しかったですっ!

われらが日本車は、RB26を積んだDatsun 240Zが活躍。ほかにもランエボが2台映った気がするがWikipediaには書いてなかった。


2024年3月25日月曜日

ホームのチカラ。

2023-24シーズンホーム最終節。
ここ数年のような外国籍のよーわからん出入りもないシーズン、その成熟を見せてほしい。そして――。


○東京Z 88-57 岐阜

序盤のリズムを作ったのは、スターターだったルイスくんかな。個人的な印象だと。
高さの不利を、縦横の機動力で補って余りあるって感じだった。3P3/3含めて「今日のヒーロー」でもおかしくない活躍だった。グッジョブ。

岐阜側にTOが出まくってたから、「あとはシュートさえ入れば」。
そしてそのシュートを入れてくれたのがわれらが「UK」!3P×5本の20PTS!
現場で見ると伝わる空中で制止するかのようシュートフォームの美しさ!

点差の余裕があればもうひたすらに楽しく踊るのみ。
ラスト1分では「中学2年生」佐藤くんの5得点まで!!佐藤くんナイス!

うれしすぎて楽しすぎて、おじさんは祝勝会飲みすぎました(笑)。


開けてGame2。今季のホームラストゲーム。

2日続けてイージーなゲームにはならないとは思ってたけど、本当に競った展開で――。でも、不思議とやられるような気はしなかった。リバウンドしんどかった(x_x)

○東京Z 85-79 岐阜

ホームのムードが高まったときのアスフレは強い。と思う。

コートの上でディフェンスコールに合わせるキャメロン。
ベンチで客席とともに手拍子をするランプキンと坂本。
コートの中、ベンチ、客席、演出、チア、そして蒲田の壁(笑)――THIS IS OUR HOUSE!!!!

開幕のころから考えればいい意味で「化けた」

さあ、残り4試合。全部勝とう!話はそれからだ。


2024年3月22日金曜日

かっとびスターレット。

さかのぼると話は長くなるんですが、要するに「履歴を解析して広告を出してくるインターネッツくんのおかげ」ということになるんでしょうか。

ウルトラマンブレーザーの映画を観に行こうかと劇場を探す
→ブレーザーさんのフィギュアの広告が出てくる
→おもちゃの広告が出てくるように
→プラモデルの広告が出てくる
→マンガ「よろしくメカドック」に登場するクルマのプラモデルの広告が出てくる
→旧車のプラモの広告が!

そうして表示されてきたのが「TOYOTA STARLET Si Limited」のプラモデルの広告だったんですね。通称「かっとびスターレット」、あるいは型番から「EP71」と呼ばれていたクルマです。
このEP71、実は自分で最初に買ったクルマなんです。数十年も前のことです(^^;
そんな話は以前も少し書いてました→コチラ

「おおっ」とクリックして詳細を見てたところ、どうやらかなり上級者向けのプラモデルらしく、塗装とかしなきゃならないみたいだったんですね。これはちょっと僕にはムリだわーと諦めてたんですわ。

そしたらインターネッツくん、今度は同じEP71の1/42ミニカーを表示してきました!!
しかも当時乗ってたブラックとシルバーのツートンカラーのやつ!!

そりゃ当然クリックして調べますって(笑)。
実車を買ったときは紙の雑誌のカーセンサーで探したんだったなー、と懐かしい。

残念ながら発売はかなり前で(知らなかったよぉ)、すでに廃番。ただ中古品が出回ってないこともない、と。

思い出しましたよ。ひとつ前に乗ってた「エボゴン」のミニカーを買いそびれて大変後悔したことを。その話は→コチラ

今度はぜひとも欲しいな、でも怪しいネットショップで中古品買うのもやだなぁ、とスクロールをしていると、「ん?これ実店舗の在庫の紹介じゃないん?」というサイトを発見しました。
そうなるともう俺はもう壊れたブレーキだぜ!!(←意味不明)

クロちゃん(今乗ってるクルマね。これのミニカーも持っています→コチラのエンジンをかけ、お店に向かってGO!GO!GO!!

「あった!」(心の声)

ガラスケースの中に入っているEP71を見つけ、店の人に「これ見せてもらってもいいですか」と尋ね、その数分後には「カードで」って言ってました(笑)。

インスタに他の写真も載せてます→コチラ

いやー、実にうれしい。決して安い買い物ではないけれど、買わないよりは買って後悔したほうがいいって言うじゃないですか(←言わない)。

ほかのミニカーのコレクション(と誇れるほどの数量ではぜんぜんないんですけど、気に入ったミニカーをちょっとだけ集めてます)よりも目立つ場所に飾って、日々ニヤニヤしながら眺めてます。

画像はアクティオ社のサイト(https://note.aktio.co.jp/lifestyle/20220118-1138.html)を参照しています

たとえミニカーだろうと、自分とかかわりのあったクルマが手元にある喜び!


2024年3月21日木曜日

奇跡の時計。

主に仕事のときにしている腕時計は、機械式の自動巻き。なので、週末の土日に一度も着けないと、月曜日の朝には「止まってる」わけです。


再び動き始める月曜日の朝、最初に時間確認しようとしたときに「あ、時間がめちゃめちゃじゃん」と気づいて、竜頭を引っ張ることになります。

ところが今週、「あ、めちゃめちゃじゃん」と気づくことなくずーっとそのまま使ってたんですよね。

3日間、なんで気づかんかったかというと、奇跡的に長針が正しい時刻を指してたからなんです。
「だいたい今何時」というのは時計見なくてもわかるじゃないですか。だから短針がぜんぜん違う時刻を指してても気づかなかったみたいです。
特に短針そのものが実は存在してないといいう文字盤のデザインの影響もあるでしょうが。

そんな大層なな話ではないとは思うけども、それでも「こりゃ奇跡」と言いたいな、そんな話であります(^^;


2024年3月20日水曜日

翳りゆくひと。[020]


[020]

わたしは、その後もいぬかいのサダカタさんとはメールで継続的に連絡を取っていた。

マサさんもあっちゃんも、プロの目から見て「自宅でおおよそ問題なく生活できていると思う」というコメントをもらってひと安心していた。

マンションにも週イチぐらいのペースで上がってくれているようで、看護師でもあるヨコミツさんが服薬指導をしてくれたり、あるいは古新聞を少し片づけてくれたりしているとの話を聞いて、マサさんあっちゃんにとって「頼れる人々」になってくれてるのだとすればありがたいなと思っていた。

一方で現段階では「年齢的には健脚と見受けられます」というふたりだが、近い将来、マンションの階段がリスクになることは十分に考えられるので、その場合なにがしかの施設を考える必要も出てくる、という話ももらっていた。

こういう話は自分で中途半端に調べるより、プロから教えてもらったほうがわかりがいい。わたしは自分の知識不足を伝え、教えを乞うていたのだ。

実際に施設に入るきっかけとなるのは、たとえば脳梗塞や骨折で入院後に自宅の階段を上れないケース、そもそも自宅介護ができないケース、認知症の進行+衛生面の問題、徘徊、独居といったケースなどが多いそうだ。

その上で、施設には「特養」「グループホーム」「介護付き有料老人ホーム」「老健」などなどさまざまな形態があると――実際に検討するのであれば、本人たちの状況はもちろん、費用のことも考えなきゃならないし、極端に言えば「今考えてもしかたないな」というのがわたしの正直な気持ちだった。

言葉は悪いが、なるようにしかならん、と。

そんなある日、仕事中のわたしにあっちゃんから電話がかかってきた。

『ケーブルテレビの人が来てね、インターネットとセットにするとお得だからって』
『申し込もうと思うんだけど、どう?』

先日の「ガス代を電気代におまとめ」の件を思い出した。ある意味答え合わせだ。
せっかく整理した支払いが、また混乱してしまう可能性が出てくるのは避けたい。実際にお得かどうかの問題じゃない。

「いや、それはたぶんお得じゃないから、断って」
『あらそうなの?』
「うん。お断りでお願い」

でも事前に連絡もらったのはすごく良かった。

「でも連絡してくれてありがとう。これからも何か買ったり契約したりする前に僕に必ず連絡してね」

これを続けてくれれば安心なのだけど。

そうか。安心か。
こうしていろいろやってるのはマサさんあっちゃんのためというより、どこかでわたし自身の安心のためなのかもしれないな。

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2024年3月19日火曜日

ぜんぶ花粉のせいだ。

「あれもやっておかなきゃ。これもやっておかないと」

責任感とか使命感とか。

「あれもやりたい。これもしたい」

欲求とか欲望とか。

他方。

「何もしたくない。ただ無為なるままに」

平穏。あるいは怠惰、そして放棄。

何もかもが中途半端だ。今週の週初めは、いつもに増して心が、重い。



2024年3月18日月曜日

満足じゃないけど楽しかった。

ウノゼロ勝利と思ったら、今度は4-4ドローとか。

実に不安定というか、WINNER予想泣かせというか・・・・いや、エキサイティング?

湘南 4-4 浦和△

そりゃまあ「優勝!至上命題!」と声高に言っちゃったからこの結果はあかんよね。

でも、攻撃の閉塞感が、と言われてたところが、それぞれ見事な形の得点を4つ見せてくれて、さらにいくつか可能性を感じるものも作れて。
サンタナがんばれっ!

特に1点目なんて、「何度でもやれそう」な再現性の高そうなゴールだったでしょ?

バカゲームだけど、また新しい一面が見られて僕は楽しかったな。勝ちたかったのはもちろんそうなんだけども。
グスタフソン+敦樹-佳穂という逆三角形の形から、グスタフソン-岩尾+関根あるいは中島という違う構成でそれぞれいいシーンを見せてもらったもん。松尾はスタートから見たい気持ちはあるけれど、実は関根がものすごくチーム全体を下支えしてるのではないかと思ったりもしてて複雑。

逆に失点はそれぞれアンラッキーもあったわけで・・・もちろんその形を作られたのは良くないんだけど、少し大目に見てあげたい気持ちもある。


「我慢」なんて言う段階にはまだ来てないと思うぞ。