2013年2月26日火曜日

猫は忘れない。

ススキノ探偵シリーズの最新刊、東直己「猫は忘れない」
前作を読み終えてから1年近く経ってるけれど、そこはさすがに愛読シリーズ、あっという間にその世界に入り込むことができた。
そして舞台はついに「現在」(「華さん」がスマホを使ってるシーンがある)。作中では25年は経過したことになるのかな。実に感慨深いのぉ。

で今作。久しぶりに「オオゴトではないけどちょっといいカンジ」だった。
殺人事件を「オオゴトでない」と書くのもどうかと思うが(^^;

「俺」のちょっとした引っかかりが次々につながりながら渦をまくエンディングはいつもどおり。ススキノの影の部分にはたくさんの「クセ」ある人(○○癖、と言ったほうが正確かな)がうごめていているのもいつもどおり。
でも・・・そう、「俺」の年輪にちょうどいい塩梅の事件だったんだろうな、と。
そして「あの人」が、「俺」には「そういうそぶり」は見せずに「友達」であろうとしたこと、なんとなく伝わった。ネタバレしないように書くのって難しい(^^;

シリーズの中でも好きなほうの部類かも。焼き鳥好きだし。

*  *  *

ところで、この話の主役?でもあるネコ、その仕草や動きの描写がなんともいえず絶妙にカワイイのだが・・・最近わが家のまわりでは野良猫が増えてちょっと迷惑してる(^^;
ウンチするしな。

前からいるやつ(白×2匹と黒×1匹)は、人様の顔を見ると逃げ出してくれるのですが、最近いついた小さい白いヤツと灰色のヤツは逃げようともしないし、ぎゃーぎゃーウルサイ。
ウンチされるし。

効果的で、しかも金と手間のかからない(笑)対処方法はないものか。あの家に行ったらマズいぞ、と猫が忘れないように。

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