2013年11月25日月曜日

今季はまだ終わらない。

用事があって埼スタに着いたのはキックオフ直前。最初からそんなタイミングになることはわかってたから、久しぶりのバックアッパー指定席(Reds Ticketでブロック指定できるのがありがたや)

僕にとっては今季最終戦。残り2戦は参戦できないので、この試合はしっかりとサポートして優勝に向かいたい。

席に着くとすぐに選手が入ってくる。久しぶりに上から見下ろす埼玉スタジアム。見事に彩られたスタンドと鮮やかな緑のコントラスト。足元から響いてくる重低音の声声声。


この雰囲気で気持ちの入らない選手・サポーターはいないだろう。
でも、それが上から見ててもわかるほどに、選手に「力み」をもたらしていたように思えてならない。
ボールも保持できているし、いつものサッカーをいつものように展開している。が、ちょっとずつ何かが違う。

パスの方向も強さも少しずつ違う気がする。
トラップがほんの少し流れる。展開が遅れる。
ドリブルの2タッチ目が長くなる。
何より、走り出してもスピードが出てない気がする。

一方の川崎。レナト、大久保を生かすべく、浦和がバックパスをする(他のチームよりもその数は多いはず)瞬間にプレスをかけてミスを誘い、ショートカウンター狙い。僕が監督でもそうするわ。
足技がそんなに得意ではない山岸でも、普通の状態ならばかいくぐれる程度のプレス。なのに、今日はダメだ。そもそも山岸に戻ってくるパスも強すぎたり弱すぎたり。山岸の判断も遅れ気味。

それでも多くのチャンスを、決定機だって作れていた。落ち着けば十分に攻略できる。得点こそが落ち着きをもたらしてくれるかも。
落ち着け落ち着け。指定席では大声を出すのが少々はばかられる。前のめりになって手拍子を打ちながら、祈る。

が、先に失点。
ミスをきっかけにしたカウンターから中村にきわどいミドルをフリーで撃たれ、その流れのCKでいつものように(涙)やられるという一番あかんパターン。

内容的にはいつでも追いつけそうだった。でも流れ的にはちょっと難しいのかな、そんな予感もしてた。案の定川崎はリトリートしてきたし。
だから槙野のゴールで追いついたとき、悪い流れが断ち切れた、残り時間は浦和のゲームだと心底思ったんだが。その直後。

遠いサイドだったから、細かいところはわかんない(映像も見る気にならないので)。ただ、そんなに余裕のなかったゴール前だとは思わなかったんだが。だが、主審はセンターサークルを指した。
南側のスタンドから、ため息と歓声がじわじわと伝わってきた。事実上ゲームを決めてしまったオウンゴール。今季失点が多い(多すぎる)ことを象徴してるのか。

2013 J.League Division1 #32
●浦和 1-3 川崎


選手は最後まで得点を目指し、自分たちのスタイルで戦い続けた。苦しいほどの敗戦だけれども、そんな選手にはブーイングすることなんてもちろんできない。
愚直で、それでいて魅力的なサッカーを今日も見せてくれたと僕は思う。その意味では十分楽しませてもらった試合だった。

だからこそ、残り2試合を勝利して、きちんとシーズンを締めくくらないと。

0 件のコメント: